1
(稽古は熱を増しつつ、進んだ。
今日はいよいよ、初の通し稽古だ)
2
(アイドルである姉の織姫が事故で亡くなり、
妹の真珠星がアイドルを目指すことになる所からだ)
3
今日から、この養成スクールがあなたの学校よ。
死ぬ気で頑張ってね。
5
こんな、授業料の高いスクールに……!
お姉ちゃんはタダだったのに……!
6
織姫は才能があったもの。
その稼ぎで今あなたもここにいるはずよ。
7
せっかくお姉ちゃんが遺してくれたお金なのに!
ていうかあなた、稼げるって言ってなかった!?
8
初期投資はつきものでしょ。このチャンスを
活かせるかどうかは、あなた次第。
10
みんな、集まって! 今日から参加する研修生よ。
……真珠星、自己紹介しなさい。
11
い……一宮真珠星、です。
よろしくお願いします。
13
一宮織姫の妹よ。
芸能の世界は初めてだから、いろいろ教えてあげて。
15
織姫の妹!?
えーっ、なんかちんちくりん……。
16
家族だからって、素人が飛び込んできたわけ?
アイドル舐めすぎじゃない?
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ち、ちょっと! お姉ちゃんのこととか、
初めは隠しておいた方が良いに決まってるでしょ!?
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隠す気だったの?
後からバレた方が、心証が悪いと思うけど。
20
かくして、私のアイドル研修生としての
レッスンが始まった……のだけど……。
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ひい、ひい……! おかしいでしょ!
初日から何なの、この練習量……!
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運動しすぎて、クラクラする……。
なんか……は、吐きそう、かも……。
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スポドリ……飲むのが難しいなら、
塩飴舐めるだけでも楽になると思うから。
26
私、『三船(みふね)なる』って言います。
真珠星さん、だよね? よろしくね!
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真珠星さん、お姉さんと比べられて……大変だね。
その、色々言われてたから……。
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うーん……それは別に、気にならないかな。
お姉ちゃんがすごいのは本当のことだし。
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よ、ようやく一日が終わったぁ……。
つま先から顔まで、全部の筋肉が痛いよぉ……。
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神宮寺とかいう女……初日からこの調子なんて、
本当に殺すつもりなんじゃないの……。
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……。
お姉ちゃんは、これをこなしてたんだ……。