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(通し稽古が終わったが、みんな無言になっている。
いや、この反応になるのはわかる。これは……!)
2
えっと……想像してたよりも、うまく……
っていうか、すごくよかったよね!?
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私も、そう思ったわ! 星梨花ちゃんのまっすぐな
気持ちと、真珠星ちゃんの熱意が重なって……!
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はい~。私も、藍のように、星梨花ちゃんに
目を惹かれましたから~。
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ああ。桃子とは違う魅力を持った真珠星だと思う。
頑張ったな、星梨花。もちろん、みんなもだ!
7
これも、わたしを支えてくれたみなさんの
おかげです! ありがとうございます!
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なに言ってるの。誰よりも稽古を
がんばったのは、星梨花ちゃんじゃない。
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その通りです~。聖母は星梨花ちゃんの努力を
確かに見ていましたよ~。
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え、えへへ……♪
あっ。でも、わたしががんばれたのは……。
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桃子ちゃんの? ……ははーん、
それだけ第一幕が刺激になったってことだね!
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それもあるんですけど。桃子ちゃんと一緒に
お芝居をした時、言われたことを思い出したんです。
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「主役なら、主役としての
意識を持たないといけないよ」って……。
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それは……
映画『おとぎの国の物語』の時だな。
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はい。主役のわたしがダメなせいで、みんなで作る
お芝居が全部ダメになるのは、絶対にイヤだって……。
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そう思ってたんですけど。……そのせいか、あの時
桃子ちゃんが言ってたことが、少しわかった気がして。
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もしかしたら……第一幕の時の
桃子ちゃんも、同じだったのかもって。
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今のわたしみたいに、プレッシャーを感じて……
それでも、成功させたいって思ったのかなって。
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だったら、わたしもがんばらなくちゃって。
勇気をもらえたんです。
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そうですね~。同じ役を演じるからこその、
責任やプレッシャーもありますが……。
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星梨花ちゃんが感じたものは、勇気なんですね~。
改めて、今回の役に相応しかったと思いますよ~。
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若い子の成長って、
本当にとんでもないものね♪
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ええ、まったく……。
圧倒されるばかりですよ。
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わたし、本番までにもっともっと上手になって
みせます! みなさん、よろしくお願いします!
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(全員の気合いは十分、舞台の出来も上々。
第二幕も期待以上の輝きを放ってくれそうだ!)