MLTD Archive(β)

ひとりじゃないから

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(のり子と紬が出て行ってから、結構経ったけど…… お、バイクの音だ。戻って来たのかな)
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あ~、やっと戻ってきた~! ふたりとも、デート長すぎですよ?
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で、デート……。 そういうことになるのでしょうか……?
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翼、そういう言い方されると恥ずかしいから! タンデムね!
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だって~。わたしとひなたちゃんも、 紬さんとのデートコース、考えてたのに!
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最初は、いっしょにショッピングでしょ? で、そのあとは抹茶スイーツ食べて~……。
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帰りは、あたしの家に寄ってもらおうかと思ってねえ。 古漬けにしたなすときゅうりが、食べごろなんだわ。
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ねっ、完璧なデートコースじゃないですか? ひなたちゃんと、ふたりで考えたんだよね~♪
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翼ちゃんが、あたしのお漬物を食べたら、紬さんも 絶対ほっこりしてくれる、って言ってくれてねえ。
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あんまし、珍しいもんでもないけど。 どうかなぁ……?
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ふふっ。 ……福田さんの、言うとおりでしたね。
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でしょ? 紬がひとりで悩みたくても、 周りが絶対に放っておいてくれないんだから。
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おふたりとも、お気遣いありがとうございます。 私なら、もう大丈夫です。
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紬。せっかくだし、 みんなの好意に甘えてみたらどうだ?
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甘えて……。でしたら、その…… もしワガママを言って良いのでしたら……。
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今からみなさん、本読みに付き合ってもらえませんか? それで、説明はできると思いますから。
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うん! わたしは大丈夫! ひなたちゃんは?
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あたしも、大丈夫だべさ。
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おふたりの考えてくれたデートコースも、ぜひ。 今度のお休みの日に、お願いします。
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ホント!? やったぁ! 紬さん、約束ですからね?
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じゃあ、次のデートを全力で楽しむためにも…… 気合いを入れて、稽古開始だっ!
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(紬の空気、ぐっとよくなっていたな……。 のり子に任せて正解だったみたいだ)
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(この4人で、どんな『I.V.』を演じるのか…… 自分の目で確かめるのが、楽しみだな!)
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