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はぁ、はぁ……うぅ、何度やっても遅れちゃう……。
四条さんごめんなさい、付き合ってもらっちゃって。
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同じところの繰り返し……。
四条さんは、もう覚えてるところばっかりなのに。
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いいえ、復習は大切なことです。私のためにも
なっていますから、気にしないでくださいね、雪歩。
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うぅ……でも、申し訳なくて。
やっぱり四条さんは、休んでくれてても……。
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私なら大丈夫です。それより雪歩こそ、
少し休憩した方がよいのではありませんか?
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こ、これくらいへっちゃらです……!
四条さんが頑張ってくれてるのに、弱音はナシです!
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そうですか。では、もう少し合わせてみましょう。
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はい! それじゃ、もう一度……。
まずは、最初から通しで……お願いしますっ!
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は、はぁ、はぁ……な、なんとか覚えられました!
四条さんのおかげですぅ! やったぁ……♪
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お見事です、萩原雪歩。あなたの努力の成果ですね。
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えへへ……四条さん、疲れてませんか? 四条さんの
分のタオルも持ってきたので、使ってください。
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それと、お茶も淹れてきているので、
一緒にどうですか? お茶うけの塩昆布もあります!
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ありがとうございます。
その細やかな気遣いには、いつも助けられます。
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とんでもないですぅ! 私が四条さんのためにできる
ことなんて、これくらいしかありませんから……。
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雪歩。差し出がましいことを言いますが……
私は思うのです。貴方は、素晴らしい方だと。
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自分に余裕がない時でも、誰かを思いやれる……それは
簡単なことではありません。自信を持つべきです。
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あ、あわわ……! 四条さんにそんなふうに
言ってもらえるなんて、ソワソワしちゃう……。
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あ、あの、じゃあ私も! 四条さんの素晴らしい
ところ、言っちゃってもいいですか……?
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え? ええ……。なぜそうなったのか、いささか
不可思議ですが……受けて立ちましょう。
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ありがとうございますぅ。えっと……
四条さんは、本当に本当に本当に、素敵な人なんです!
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完璧なスタイルと、完璧なパフォーマンスはもちろん、
クールでミステリアスで、きれいで高貴な感じで……!
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お肌も透き通るみたいに、髪も長くていい匂いで、
スンスンしたのは一度や二度じゃなくて……!
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でもでも、そんな四条さんが、かわいい衣装を着て
踊ってる姿は、もっともっと最高ですぅ!
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しかも、かわいい歌を歌い終わったら、
恥ずかしそうに顔を赤らめたりもして~!
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おまけに最後、照れ隠しで微笑んでくれたりもするから
じつは私そのたびに「はう!」とか思ってるんですぅ!
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え、ええっ!? 春香ちゃん、伊織ちゃん!
い、いつからそこに……え、えっと今のはその……!
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照れ隠しって言うかお返しって言うか、
ただの私の妄想って言うか独り言っていうか、~~~!
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とにかくごめんなさい~! 私もう生きていけない気が
するから、ブラジルまで穴掘って埋まってますぅぅぅ!
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埋まってたらレッスンできないでしょ? それで、
どう? 私たちが居ない間に、かなり進んじゃった?
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ええ。私も雪歩も、振り付けを覚え終わったので、
小休止といったところです。
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えっ、ふたりとも、
もう覚えちゃったんですか!?
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あら、やるじゃない。春香、私たちも負けて
られないわよ、早く追いつかなきゃ!
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そうだね、頑張らないと!
2人が休んでる間に、ちょっとでも進めないとね。
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そういうことでしたら、私達ももう少しだけ頑張って、
4人で合わせたいところです。雪歩はどうですか?
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あ、わ、私も大丈夫ですぅ! 最初のうちに、
感覚をつかんでおきたいので……。
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わ、初日からすごいやる気……ふふっ。
じゃあ、みんなでしよっか!
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全員揃う時間って、貴重だものね。
それじゃ、合わせてみましょう♪
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ええ、レッスンを再開いたしましょう。
ステラ、その名に相応しき輝きを目指して……いざ。