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(来た! あれがマツリなのか? 顔がよく……
……! 隣にいるのは、アカネ!?)
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お前は……お前が計画をロボットたちに?
裏切ったのか!
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裏切ってなどいませんよ。罠にかけただけです。
なぜなら……、私がマツリなのですから。
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な……! お前が……!?
じゃあ、なんで式典の情報を……?
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蟻を寄せ集めるために決まっているでしょう。
一匹ずつ潰すのは非効率ですから。
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おめでとう、ひとときの間だけでも、夢を見る
ことができて。……では、さようなら。
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ほらほら、もういっちょいくよ! おりゃっ!!
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んふふふふ! 急ごしらえの爆弾にしては
いい感じですぅ! まだまだありますよぉーっ!!
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もういいよユキホ、時間は稼げたし!
アタシたちも行くよ!
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ハァ、ハァ……、どうにか、逃げきれたみたいだね。
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けど、こっちもマツリを逃がしちゃったな。
次の機会を待つしかないか。
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タマキのバカ! 心配したんだから!
……でも、無事でよかった。……アカネも。
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ありがとう。ふたりが助けに来てくれるなんて……
それにミナコ王子まで。
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あはは、たいして権力ないけどね!
……あれ? セリカには言ってなかったっけ?
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そっか、友達なのにごめん! マツリが父の排斥に動い
たから、止めようと城を抜け出してきたんだけど……。
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お金が尽きて行き倒れてしまって。
いやぁセリカがいなきゃどうなっていたか。あはは!
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だけど、『賢者の石』が彼らに奪われていなくて
よかったよ。守ってくれてたのは……?
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はい、この子たちです。
タマキ、預けた石は、今持ってる?
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あ、うん。
半分にして、もう半分は、セリカに。
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えっ? もしかして、あの時のペンダント……。
あれが『賢者の石』だったの? えっと、ここに……。
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なるほど、半分にするとは考えたね。
奪われる危険も減るし。このふたつを合わせると……。
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わ、石が光った!
あれ? 壁に何か映ってるけど……これって図面?
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そう。先人たちが繋いできた叡智の結晶、
蒸気機関の構造図面。アカネが読み解いたんだ。
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アカネが……。
だから政府に連れていかれたんだ?
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まだ誰も到達してない技術……!
これがあれば、機関の可能性が一気に広がりますぅ。
51
人間をロボットに近づけたり、
逆にロボットを、人間に近づけたり!
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アカネ。その、蒸気機関があれば、
私たちもロボットと戦えるの?
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! もっと強くなれる?
マツリを、倒せるくらい!
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もちろん。ま、資材はいろいろ必要だけどね。
特に内燃機関。ただ、古いほうがいいんだけど。
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古い内燃機関なら、採掘場に心当たりがある。
ちょっとばかり遠いんだけど……。
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アタシたちも協力するよ。『相棒』で飛べるし……
コトハとも、どこかで会えそうだしね。
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とりあえず、早く出発したほうがいいですよぉ。
誰か近づいて来るみたいです。複数かな?
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おっと。それじゃ、みんなで行こうか。
ちょっと、みんなの大切な物を取り戻しにね!
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……この『賢者の石』の解析は、後の人々にとって、
大きな転換点となったのだった。