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(961プロの施設に通い始めてもう数日。
3人も次第に慣れてきているみたいだ)
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ここのレッスン、すっごく大変だったの~。
トレーナーさん、イジワルって思うな!
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あのメニューの詰め込み具合はな……。
これからは自主練に切り替えればいいさ。
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私もさすがに堪えました。
ですが響は連日、ついていっていましたね。
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うん。体を追い込む系のレッスン、
自分は結構好きだからね。
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やっぱり!
アタシの見間違いじゃなかったみたいだね。
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やあ、我那覇、プロデューサー!
こんなところで会うとは思わなかったな。
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お疲れさま、玲音。
なんとなく、会える予感はしていたよ。
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へえ、それは嬉しいな。いいことが聞けた。
まぁ、アタシもなんだけど!
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星井と四条は、ちょっと久しぶりかな?
でも噂は聞いてるよ。活躍してるみたいじゃないか。
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ご無沙汰しています。こちらに戻っていたのですね。
貴方もここでレッスンを?
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うん、『アーク』とやらには誘われていてね。
それに、ここはいろいろ整ってるみたいだから。
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そんなことより君たちこそ。
あ、もしかして、961プロに移籍でもしたの?
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するわけないでしょ! 自分達はフェスに出るだけ!
961プロは、自分たちのライバルだからね!
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あ、もちろん玲音と詩花は、敵とかじゃないけど……
でも黒井社長は敵なんだ!
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はは、だいぶ嫌ってそうだね。君たちは、
黒井社長をどういう人だと思ってるんだい?
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黒いおじさん。
いっつも人差し指立ててるの。
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あと、ヒドイことばっかり言うよね!
仲間はいらないとか、くだらないとか……、
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圧倒的な力でライバルをねじふせて、
二度と立ち上がれないくらい、やっつけてやる、とか!
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へえ、それはそれで格好いいんじゃない?
自信のある証拠だし、必ず勝つという覚悟でもある。
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えっ? そ、そうかな? そっか……。
じゃあそれは置いとくけど、他はヒドイでしょ!?
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自分、どうして玲音たちが961プロにいるのか、
不思議なくらいさー。
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あははっ、まあ口は悪いよね! 慈悲深くもない。
実際手段も選ばないし、嫌われることも厭わない。
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トップアイドルを作る人間として。
世界を席巻するようなムーブメントの仕掛け人として。
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アタシは彼に不足があるとは思ってないよ。間違って
いるとも思わない。だからサポートを受けている。
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玲音……仰りたいことはわかる気がいたします。
貴女のように強い方なら、なおさらのこと。
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ですが人は様々です。いたずらに敵を作り、
人との繋がりを断つことは、自ら孤独を選ぶ道。
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孤独で、孤高であろうとすることは……
あまりに寂しくはありませんか?
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でも、頂点はただひとつ。トップアイドルとは
本来そういうモノ。これも一面の真実だ。
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だからアタシは全速力で走り続ける。そんな孤高の存在
になるために、周りに誰かがいても、いなくても。
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今は詩花がいるし、我那覇も四条も、星井もいる。
劇場のみんなもね。だから全然寂しくないよ?
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でも寂しくならないことは、アタシの目標じゃない。
間違いなく黒井にとってもね。
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まぁ、ここでの経験はきっと君たちの力になる。
だから本当に、期待してるよ!
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あ。……もちろんだぞっ! 絶対、玲音がビックリする
ステージを見せてあげるからね!
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(玲音は、確かに961プロの理想を体現している
アイドルのひとりだ。それは間違いない)
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(トップアイドルは孤高の存在。もちろん、
考えたことがなかったわけではないけど……)