1
デストルドーが着々と世界を侵食する中、あずさは
人々を守るため、日夜戦いに明け暮れていた。
2
待ちなさい、デストルドー!
これ以上は私が許さないわっ! はああっ!
4
そんなあずさを物陰から見つめる、
不審な影があった……!
5
あれが、噂のマイティセーラー。
デストルドーと対等に渡り合うヒーローね……。
7
ふぅ。博士、パトロールから戻りました。
幸い、今日はどこも異常ありません……ただ……。
8
はあー、はあー……!
や、やっと突き止めたわよ、マイティセーラー!
10
ほほう? 飛行するあずさ君を走って尾行するとは、
なかなかの能力と根性の持ち主じゃないか。
11
ゲホゲホッ……ゴホンッ、余計なお世話!
いいからその力、今すぐ私にも使わせて!
12
ふむ。確かに君には、かなりの力が眠っているようだ。
……だが、決して目覚めることはないだろう。
13
だったら目覚めさせて! デストルドーは街中にあふれ
てるのよ。出し惜しみしてる場合じゃないでしょ!
14
あなたは……
どうしてデストルドーと戦いたいの?
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決まってるじゃない、デストルドーを倒すためよ!
奴らがどれだけ人を苦しめてると思ってるの!?
16
絶対に許さない。私の家族を殺した、あいつらを……。
今度は、私が!
17
復讐ね……。気持ちはわかるわ。でも、ごめんなさい。
今のあなたは、きっと力を扱えない。
18
むしろ、あなたはデストルドーになりかねない。
19
なんですって!? 冗談でもやめてよ!!
どうして私が、あんな奴らに!?
20
今の君は憎しみに囚われている。
その感情はデストル因子と容易に結びつくだろう。
21
だが、キネティックパワーには『愛』が必要なのだ。
残念だが、君からは感じられない。
23
キネティックパワーは愛と正義の力。
人々を助けたい、世界を守りたい気持ちが必要なの。
24
あははっ、愛ですって? 力を独り占めしたいなら、
もっとマシな嘘をつきなさいよ。この、偽善者ッ!
26
出動要請……! ごめんなさい、この続きはまた。
マイティセーラー、現場に急行します!
27
うむ。あずさ君……いや、マイティセーラー!
街の平和をどうか、よろしく頼むっ!
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あずさは現場に急行した。しかし、待ち受けて
いたのはデストルドー幹部、エレナとヒビキだった!
30
待ってたヨ、ヒーロー! 今日はちゃーんと
トドメを刺してあげるから、覚悟してネ!
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怪獣たちを暴れさせてやりたかったけど、もうやめだ。
自分達のカンペキなダンサブル攻撃を食らうがいい!
32
アマゾンの奥地に戻り、さらなる暗黒パワーを蓄えた
二人の連携攻撃で、あずさはピンチに陥ってしまう!
33
(くっ……前より二人の力が増している。
どうにかして、活路を切り開かないと……)
34
ちょっとー! なんであいつらに押されてるのよ!
あなたの力は、そんなもんなの!?
35
あれ? あんなところに人がいるぞ。
さてはマイティセーラーの友達だな?
36
へぇ、それは面白いネ!
オネーサンもダークサイドに落ちなサイッ!
43
よかったじゃないわよ! 誰も、庇ってくれなんて
言ってない! 勝手についてきただけなのに!
44
なのに……
どうして真っ先に、私の心配をするの……?
45
その時! 莉緒の中のあずさへの感謝と、深い愛への
共鳴が、マイティセーラースーツと感応した!!
47
へっ? な、なんなの、この光!?
ちか、力が、奪われてく……うぎゃああああ!!
48
莉緒のキネティックパワーの覚醒により、
周囲のデストル因子が中和されていく!!
49
キャアアア! ヒビキ、ここは一時撤退だヨー!
アーディオース!!
50
こうしてついに、
二人目のヒーローが誕生したのだった!!
51
次回『恐怖! 暗黒の手品師ジョーカー卿襲来!』
……ううっ、ページをめくる手が止まりません!