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(育と伊織のケーキ作りは、無事に終わった。
ふたりとも満足そうで何よりだったな……)
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さて、こっちは動画の編集に励むとするか。
……ん? なんだかいい匂いがするような。
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こら、あんたたち! いくら伊織ちゃんの
お手製だからって、争っちゃだめよ!
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おお……いい匂いがすると思ったら、
シフォンケーキだったのか。
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しかもこんなにたくさん……。
また、ふたりで焼いたのか?
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うん! 今度は伊織さんのおうちで!
劇場のみんなにも食べてほしかったから。
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おいしい……!
くちどけも軽くて、甘すぎなくて……。
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あっ。環、ついてるよ。
もう、仕方ないんだから……。
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!! い、今、ちょうど
口を拭こうと思ってたところだから……!
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よかったぁ♪
がんばって作ったかいがあったね!
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本当においしいねー!
……これを伊織が焼いたの? 本当に?
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疑うなら食べなくてもいいのよ? 響。
他のみんなにあげるだけだから。
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わー! 待って待って!
伊織がお菓子作りなんて珍しいと思ってさ。
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たまたま手を出していなかっただけ。
伊織ちゃんがちょっと本気を出せば、この通りよ。
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えへへ、さすが伊織ちゃんだね!
今度、私にも作り方教えてね?
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私も節約レシピなら教えられるから!
おからクッキーとか!
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ええ、もちろん!
やよいとお菓子作りも楽しそうね。
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劇場のみんなに差し入れしてくれるとは……。
俺のやるべきことをやってもらってしまったな。
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育、伊織。
ふたりとも『いい子ポイント』を贈呈だ。
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それと……この間はバタバタしてて、
ふたりにまだポイントをあげてなかったな。
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育は、お父さんに作ってあげたんだったな。
いい子だ!
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……。
あのケーキは、自分のために作ったのよ。
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だから、私が食べたの。
誰かにあげるためのものじゃないわ。
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そうか。
でも、ポイントは加えられるべきだと思う。
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……。
それじゃ、筋が通らないんじゃないの?
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育の手伝いをしていたじゃないか。
今回は勝負で、競い合うライバルのはずなのに。
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これは間違いなく『いい子』だと思う。
その行動に対してのポイントだ。
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ま、そういうことなら、もらっておいてあげる。
でも、つまらないんじゃない?
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ええ。だって伊織ちゃんを正当に評価し続けたら、
トップを独走することになっちゃうもの。
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言ったな伊織!
自分、伊織には絶対負けないぞ!
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安心して伊織さん。桃子が
勝負を面白くしてあげるから。
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私も、伊織ちゃんの隣を、
ずーっと走ってみせますー!
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わたしも!
いい子対決も、めざせいっとう賞!だよ♪
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(勝負はクライマックス! それぞれの
いい子っぷりを発揮して、走り抜けてもらおう!)