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(Destiny公演が間近に迫り、アイドル達のレッスン
もいよいよ大詰めだ。今日は劇場で貴音が……)
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ハム蔵ー!? どこ行ったの、ハム蔵ー!!
自分が悪かったってばー!
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(あれ、この声は……響だよな?
今日はオフだったはずじゃ……?)
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あっ、プロデューサー!
ねぇ、ハム蔵を見なかった?
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いや、見てないけど。
どうしたんだ? 外ではぐれたのか?
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はぐれたっていうか、近くまで来たら急に飛び出して、
そのままどこかに行っちゃったんだ!
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きっと怒って家出したんだ……そうなんだ!
うぎゃー! 自分はどうすればいいんだ~!?
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いや、まずは落ち着いて。……ハム蔵が怒ってる?
またハム蔵のピーナッツを勝手に食べたのか?
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ううん、今日は食べてない……。
おなかも減ってないし。
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そ、そうか。今日は食べてないのか……。
じゃあ、ケンカでも?
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ケンカもしてないけど、心当たりはあって……。自分、
最近いつもより多めに自主レッスンを入れてたんだ。
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あ、ホントにちょっとだけ!
全然無理とかはしてないからね!
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そうだったのか。それで今日も劇場に……
どうしてだ? 公演が近いからか?
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うん。自分はカンペキだけど、
今度の公演では、カンペキのカンペキにしたくてさ。
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でもレッスンを増やしたぶん、ハム蔵たちと一緒にいる
時間がへって……寂しい思いをさせちゃってたんだ。
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だから、今日はハム蔵とだけでも一緒にいようと思って
連れてきたんだけど……なのに、急に……!
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ハム蔵、そんなに怒ってたのかな? もう帰ってこない
なんてこと無いよね? ね、絶対無いよね!?
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って、どうして断言できるんだ?
なんか適当に言ってない!?
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適当じゃないよ。ハム蔵と同じく、
ずっと響のそばにいる者として言ってるんだ。
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響を一人にしたら、どれだけ寂しがることか。
心配すぎて、そんなことできるわけがない。
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そ……っ、そんなの、寂しがるのが当然でしょ?
ハム蔵は自分の、自分たちの大事な家族なんだし。
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うん、そうだな。
だからハム蔵は、どこにも行かないよ。
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(一緒に過ごす時間が減って、寂しい思いを
していたのは、きっとハム蔵よりも……)
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あっ、ハム蔵!? ハム蔵~!! よかった~~!!
もう、心配したんだぞ! どこ行ってたの~!?
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ええっ!? 劇場についたら自分がすぐレッスンできる
ように、近道で先回りして準備してた!?
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なのに来ないから、今度は迎えに来てくれたのか。
……さすがだな、ハム蔵!
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ううっ、ハム蔵……、君は、君は……!!
なんていいやつなんだ~~っ!! ありがとね!!
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でも、おかげでますます火が付いたぞっ!
今度の公演は、もうカンペキのカンペキで決まりさー!
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おお、すごい自信だ。
響は家族がそばにいるだけで、力が湧いてくるんだな!
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そうだね。でも、それだけじゃないぞ。
自分がカンペキなのも、みんなのおかげだから。
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島のみんな、家族たち、事務所の仲間、
劇場のみんな、ファンのみんな……。
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みんなが信じてくれるから、自分はどこまでも頑張れる
……みんなの応援が、そのまま自分の力なんだ!
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ねぇ、プロデューサー。
これからも自分を信じて、ついて来てくれるよね?
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……出会ったころからずっと信じてるよ。
だから大丈夫! 響はずっとカンペキだ!
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(家族や周囲の人達の絆の強さが、そのまま響の自信に
なる。この先も絆の力で、輝かせないとな!)