2
「これより、この10名で最終選考を始めますが、
事前の通達と審査内容を変更します」
3
「新たな審査内容は……エチュードです!
お題は『勝負』。それでは、始めてください」
4
なあなあ、千鶴。
『エチュード』って、なんだ?
5
『即興劇』の事ですわ。
アドリブの演技力を審査するみたいですわね。
6
「えっ? エチュード……って、
そんな、いきなり……」
7
(急に審査内容が変わって、
みんな戸惑ってるな……よーしっ!)
8
「やっとまた戦えるな!
マウンドの雪辱は、マウンドで晴らさせてもらうぜ!」
9
(さすがですわね、昴。
わたくしも負けてはいられませんわ!)
10
「……誰よりも真っ先に吠える威勢は認めてやろう。
だが、何度やろうとも結果は同じ……」
11
「今年も優勝を逃して、
マウンドを去る惨めな姿を晒すだけだ!」
12
「そんなの、やってみないとわからないだろ!
オレたちは勝つ、最高のチームで、最強のチームに!」
13
「ふっ……そこまで言うのなら、かかってくるがいい!
二度と立ち上がれないよう叩きのめして……」
15
(他の方も入ってきてくださいましたわね。
どんなふうにお芝居を広げていただけるのか……)
16
「お、お願い、もうやめて、ふたりとも!
私のために争わないで!!」