2
「むっ、アシュリーといるのは、ハーヴェイか。
君の出る幕ではないよ、下がったほうが身のためだ」
3
「引っ込んでいろハーヴェイ。
僕とお兄様の邪魔は許さないぞ!」
4
ハーヴェイ……?
えっと……どうして私のことを役名で……?
5
実はまつりさんが、今日は役になりきって握手しようと
言い出して……。ファンに喜んでもらえるからって。
6
なるほど、ファンサービスの一環か……。
じゃあ、志保ちゃんもそれで悩んでいたの?
7
はい……。どうしたらいいか分からなくって……。
8
(よかった……。琴葉さんなら、
ふたりを止めてくれるはず……)
9
そうだなぁ……志保ちゃんは
変に意識しないで、そのまま演じれば良いと思うよ。
11
「不器用で、でも芯が強くて……。アシュリー、
君はそういうところが、とても魅力的だよ」
12
……ふふっ♪ それは、志保ちゃんの魅力でもあるから
……あら? 志保ちゃん、なんだか耳が赤いけど……。
14
え? 志保ちゃん、握手会でどういうふうに
アシュリー役を演じるか悩んでたんじゃ……?
15
むう……自信あったのに……。完全に
おいしいところを持っていかれてしまったのです……。
16
ふふっ、でも、さすが琴葉ちゃん♪
今回は私たちの完敗みたいね。