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第 155 話
公演
3 / 5 パート
(こうして、琴葉が共演者の方に頂いたチケットで 観劇する事になった)
1
(こうして、琴葉が共演者の方に頂いたチケットで
観劇する事になった)
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(どうしてそれがデートかというと……
みんないわく、『ご褒美デートは大事』らしい)
3
(舞台は引き込まれる内容で、見応えがあった。
終演後、琴葉と一緒に楽屋へご挨拶に伺った……)
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本当に素晴らしい舞台でした! いえ!
素晴らしいなんて言葉じゃ足りないくらいです!
5
感情の込め方、台詞の緩急のつけ方、ふとした仕草や
表情にも役の心情がしっかりと表れていて!
6
演じているというより役そのものでした!
カッコよくて眩しくて、勉強になるところばかりで!
9
あ……すみません!
私ったら、ひとりでベラベラと……。
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田中さん。
貴方、本当にお芝居が好きなのね。
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うう、やっちゃいました…………。
どうしよう、恥ずかしい……。
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いいじゃないか。
琴葉の感想、喜んでくれてたと思うよ。
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だといいんですけど……。でも、今日のお芝居を観て、
私なんてまだまだだって、改めて思いました。
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だから、もっともっとがんばります。
憧れの存在に、少しでも近づけるように。
15
ああ、そうだな。
ひとつひとつ積み重ねていこう。
16
はい。……あの、プロデューサー。
私、本当はすこし、怖かったんです。
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役をもらえたのは、
私がアイドルだからだ、って言われて。
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自分では、精いっぱいやっているつもりでしたけど。
……本当のことは、私にはわからないから。
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だから、もし、私がアイドルじゃなかったとしたら……
この役をもらえたのかなって、考えると不安になって。
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アイドルじゃない私を、
みんなは見つけてくれるのかなって……。
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そうか。
……それでも琴葉は、アイドルを続けたいか?
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俳優ではなくアイドルとして、
活動をしていきたい?
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もちろんです!
私はアイドルが、好きですから。
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うん。
……だったら、ひとつだけ言わせてくれ。
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琴葉は、『アイドルじゃない自分を、
みんなは見つけてくれるのかな』って言ったけど……。
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そんな心配、必要ないよ。
琴葉のことは、俺が必ず見つけるから。
30
何回だって、琴葉と出会って、
アイドルにしてみせる。絶対にな!