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第 105 話
導入
1 / 5 パート
(以前、千鶴さん達が挿入歌を担当した 『ドラマMILLION』のSpecial放送が決定した)
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(以前、千鶴さん達が挿入歌を担当した
『ドラマMILLION』のSpecial放送が決定した)
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(そのうちの一作品に、765プロのアイドル達が
出演者として抜擢された。これは大きな仕事だ!)
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お疲れさまです!
あっ、千鶴さん。ちょうど良かった!
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紬、静香も一緒だったんだな。もしかして、
今度のドラマの話をしていたとか?
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ふふっ、ご明察ですわ! 原作を読んだので、
楽しみですわねと話していたところですのよ。
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とても、心に残るお話でした。ところで、
誰がどの役をやるかは、もう決まったのですか?
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ああ。その話をしようと思ってたんだけど……
莉緒とあずささんがまだだな。
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お疲れさま~! 時間は……
ピッタリよ、あずさちゃん! 遅刻じゃないわ!
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ふぅ……間に合ってよかったわね、莉緒ちゃん。
ちょっと、ドキドキしちゃったわ。
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莉緒、あずささん、お疲れさまです。
それじゃ、早速ですけど始めますね。
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今度のドラマですが、配役が決定しました。
主演は、千鶴さんになります。
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え、ええ。ありがとうございます。
とても光栄なことですけど……。
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あの、プロデューサー。
本当に、わたくしでいいんですの?
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ええ。原作は読みましたけど……
作品のテーマは、『片思い』だったと思うんです。
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それならわたくしより、静香や紬のような、十代の
アイドルのほうが、相応しいのではありませんか?
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そうね……片思いって言うと、
どうしても初々しい感じがするものね。
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私たちくらいの年齢になると、片思い、なんて
言っていいのかしら……って思ってしまうのよね。
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恋に、年齢は関係ないと思うので……
いくつになっても、片思いでいいと思いますよ。
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それに、大人の女性の片思いっていうのも、
いいと思うんですけど……。
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ええっ!?
そ、そうなの、プロデューサーくん!
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うん。十代の片思いとは、違った
もどかしさみたいなものがあるんじゃないかと思う。
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それにこのキャスティングは、監督の希望だそうです。
「是非、二階堂千鶴さんに」と。
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はい。なのでこちらとしても、
できるだけ意向に沿いたいと思っています。
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……わかりましたわ。そこまで言ってくださるなら、
お断りするほうがかえって失礼ですわね。
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わたくしなりのセレブな『片思い』……見事に
演じきって差し上げますわよ! おーっほっほっほ!
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セレブな片思いって、どんな感じなのかわからないけど
……がんばってください、千鶴さん!
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(千鶴さん、乗り気になってくれたみたいだな。
これはいいドラマになりそうだ!)