メインコミュ
第 147 話
導入
1 / 5 パート
エミリーちゃん。悩みがあるなら話してみない? 茜ちゃんが相談にのるよ?
1
エミリーちゃん。悩みがあるなら話してみない?
茜ちゃんが相談にのるよ?
2
そ、そうだよー。宿題はあとでするから、
私もエミリーちゃんの話、聞きたい!
3
お二人とも……ありがとうございます。
その、たいしたことではないのですが……。
4
先日街角で、海外から観光にきた方々を取材するお仕事
をしていた時に……英国からきた方と出会ったんです。
5
おお、エミリーちゃんと同じ国の人!
あれ? それって嬉しいことじゃないの?
6
嬉しかったです! それで、知っている限りの
日本の魅力をお伝えしようと、はりきったのですが……
7
私がはしゃぎ過ぎたせいで、
ご気分を害されてしまって……ううう。
8
ハニャ? 観光客に日本を説明したんでしょ?
なんで怒られちゃうの?
9
その方は私に、英国には魅力がないということか、と。
そう言って、たいそうお怒りに……。
10
えー、そんなこと言われたの!?
なんか、ひどーい!
13
プロデューサーさん聞いてください!
エミリーちゃんにひどいこと言う人がいるんですよ!
16
ああ、それアタシ達も一緒だったんだよ。
ね、プロデューサー。
17
うん。ご家族がフォローしてくれたんだけど、たまたま
長い行列に並んで、イライラしていたそうだ。
18
そんなときに日本の魅力を宣伝されて、
なにか言い返したくなったんだろうな。
19
そんなの、ただの八つ当たりだぞ。
エミリー、気にすることないからね!
20
そもそも、好きなものが一つで足りるわけないし。
茜ちゃんも、プリンだけでは生きていけないのです!
21
私も生クリーム好きだけど、ご飯もお好み焼きも
大好きだもん。大丈夫だよ、エミリーちゃん♪
22
みなさん……。
はい、ありがとうございます♪
23
(そう、故郷と言える場所も一つじゃなくていい。
いつかエミリーの好きな場所すべてが、故郷に……)
24
プロデューサー、終わりそうな空気出してる
けど、エミリーに話があるんじゃなかったの?
25
あっ、そうだった! ありがとうな、響。
京都の着物工房からエミリーにオファーがあったんだ。
27
日本の若者や海外の方向けに、着物の製作工程の動画を
作るそうで、エミリーにレポーター役を頼みたいって。
28
Wow! もちろんお引き受けいたします!
はあ~、なんて魅力的なご依頼なんでしょう♪
29
あっ……。でも、海外の方向け……。
あの、本当に、私でいいのでしょうか……?
30
……エミリー。好きなものは好き、でいいと思うよ。
ヘンなこと気にして、遠慮しない方がいいって!
32
もちろん、気が進まないなら断ることもできる。
でも先方は、エミリーにってオファーをくれたんだ。
33
興味があるなら堂々と受けて、しっかりやり切れば
いいんじゃないかな。後悔しないためにも。
34
仕掛け人さま……。わかりました。
あらためまして、そのお仕事、お引き受けいたします!
35
いや~、よかったねエミリーちゃん! 前に着物屋さん
の前を通りかかった時も、じーっと見てたもんね!
36
はい! 私、ずっと見てみたかったんです。
あの美しい反物は、どのように生み出されるのか……。
37
特に振り袖のように正装とされる着物は、細やかに意匠
が凝らされたものばかりで、とっても素敵なんですよ♪
38
わぁ、なんだかすごそう……!
プロデューサーさん、私も行っていいですか!
40
あ、もちろん茜ちゃんもよろしくね!
『AKANE★CHANNEL』とコラボなんてどう?
41
あ、自分もいきたいぞ! 着物を着ることはあるけど、
作り方はよく知らないからねっ。
42
アタシも乗りかかった船だし♪
てことで、よろしく、プロデューサー!
43
乗りかかったっけ? ……ま、いいか。
せっかくだし、みんなで見学できるか聞いてみるよ!