(朋花と今後の方針を決めるため、 ミーティングを設けたが……まずは、その前に)
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(朋花と今後の方針を決めるため、
ミーティングを設けたが……まずは、その前に)
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朋花、改めて初公演お疲れさま! 大成功だったな。
初めてとは思えないほど、堂々として見えたよ。
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当然です~。子豚ちゃんたちが待ちわびていた、
私の初ステージですからね~。
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聖母として、それに相応しい
立ち振る舞いをしただけです~。
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な、なるほど……。初ステージで
そこまで考えが及ぶなんて、流石だな。
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こんなことで驚いているようでは、
私のプロデューサーは務まりませんよ~?
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わかった。そうならないためにも……
もっと、朋花の事を教えてもらっていいかな。
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例えば、朋花は普段どんな事をして過ごしているとか。
大切にしているものは何か、とか……。
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あら……聖母のプライベートに興味を示すなんて、
生意気ですね~? 許可した覚えはありませんが~。
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い、いや、もちろん話せる範囲でいいんだ。ただ、今後
の方針を決めるために、お互いを知る事は大事だから。
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方針ですか……。うふふ、わかりました~。
そうまで乞われては、無碍にはできませんね~。
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それで……私の、何が知りたいんですか~?
特別に、答えてあげましょう~。
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えっと、そうだな……まずは、朋花の
ファンの人達について教えてもらえないか?
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初ステージで、統率の取れた応援をしていた人達……
あれが、朋花の親衛隊なのか?
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天空騎士団のみなさんですね~。とても行儀よく
応援してくれて、聖母として鼻が高いです~。
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ああ、マナーもすごくよかった。オーディションの時に
色々話を聞いたから、もっと過激なのかと思ってたよ。
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過激……? もしかして、私のことを好きすぎるあまり
ケンカをしたことがある……というお話ですか~?
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ケンカをしたのは、彼らではありません。
天空騎士団のみなさんは、紳士ですからね~。
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子豚ちゃん同士がケンカをしないよう、指導する……
それも、天空騎士団の役目なんですよ~。
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なるほど、それで親衛隊なのか……。彼らが、
ファン同士の治安維持みたいな事をしているんだな。
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はい~。みんなが仲良く平等に私を愛することが
できるよう、いろいろなことが考えられたんですよ~。
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集団でも、個人でも、ある程度の
規律というものは、大切ですからね~。
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なるほど……なら朋花も、
普段から何か規律を守っているのか?
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……プロデューサーさんは、知りたがり屋さん
ですね~? では……特別に、もう少しだけ。
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私は、古い大きな家で生まれ育ちました。
……私の祖父は、とても厳格な人なんです。
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家族は皆、祖父の決めた家訓に従っていました。それで
私も、自然と規律を重んじるようになったんです~。
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あら……反応が薄いですね? 私のことを聞きたいと
言ったのは、プロデューサーさんですよ~?
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あ、いや、すごく参考になったよ。
色々話してくれて、ありがとう。
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そうですね~。私も、ここまで話すつもりは、
ありませんでした~。ふふっ。
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私のプライベートを知ったからには、しっかり
プロデュースしてくれないと、承知しませんよ~?
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ああ、もちろん! 朋花の魅力を
最大限に引き出すプロデュース、して見せるよ!
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ふふ、いい返事です~。
その言葉、忘れないでくださいね~?
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(朋花は自分に厳しい分、周りにも
高い要求をしてしまうのかもしれない……)
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(それは、期待や信頼のバロメーターともなる。
朋花をがっかりさせないよう、俺も頑張らないとな!)