「私ひとりでは、あの難局を逃げ切ることはできません でした。不本意ではありますが、あなたのおかげです」
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「私ひとりでは、あの難局を逃げ切ることはできません
でした。不本意ではありますが、あなたのおかげです」
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貴音、お疲れ様。
今喋ってたのって、貴音が演じる怪盗の台詞だよな?
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はい。衣装を着てみたところ、つい役の気持ちに……。
これも素敵な衣装に魅せられたため。
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荘厳さに身が引き締まりますが、心はおおらかに。
伝説の大怪盗を演じるに相応しい装いかと。
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それは良かった。
実際に貴音が着るとエレガントさが増すな。
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ふふっ、ありがとうございます。
衣装の魅力を引き出せているのであれば、何よりです。
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共演する麗花の衣装とは、正反対の趣ですが、
それぞれの個性がうまく表現されていますね。
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ああ。同じ怪盗でもタイプが全然違うからな。
そういう違いを、衣装にも反映してもらったんだ。
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ふむ。魅力の異なるふたりが共闘する物語……。
なぜだか、劇場の皆の顔が浮かんできます。
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おそらく、皆との関係性と似ているからでしょう。
皆とは、高みを目指す好敵手であり仲間でもあります。
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これまでも切磋琢磨しあい、
共に協力し、様々な仕事に挑戦してきましたから。
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なるほど。確かにそうかもな。仲間がいたからこそ、
乗り越えられたこともあっただろうし。
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ええ。ひとりでは不可能なことも、
共に力を合わせれば、不可能も可能に……。
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伝説の大怪盗という役を通して、改めて仲間の大切さを
感じました。そして、もちろん……。
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プロデューサー。
あなた様の存在の大切さも……。
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ははっ、ありがとう。貴音の存在だって、
俺やみんなの支えになってるよ。
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まあ……。事実ならば、真、喜ばしいですね。
これからも、劇場の皆とあなた様と……。
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手を取り合いながら、共に過ごして参りましょう。
この幸せな日々がいつまでも続くように。ふふっ。