1
(今日から、灼熱少女のレッスンが始まる。
ユニットとしての完成度を上げていかないとな……)
3
おはよう、琴葉。早いんだな。レッスンが
始まるまで、まだ少しあるけど……どうかしたのか?
4
はい。実は、今日のレッスン内容について、
少し相談させてほしいことがあるんです。
5
みんなの予定を確認したんですけど、
今日は海美ちゃんと恵美が、途中で抜けますよね?
6
ああ、そうなんだ。
ふたりとも、急な撮影が入ってしまって……。
7
なので、練習のメニューをこういうふうに
変えてみたらどうかと……確認してもらえますか?
8
ふむふむ。基礎練習の後は、全体曲の振り付けの
確認だけする……か。うん、いいんじゃないか?
9
これならふたりの負担も減るし、効率も良くなる。
さすが、琴葉はしっかりしてるな!
11
けど、せっかくリーダーを任せてもらったので。
少しでもみんなの役に立ちたいんです!
12
そうか、頼もしいな。
それじゃ、練習も頑張ろうな!
14
ワン、ツー、スリー、フォー……
お~い、美也~? ちょっとテンポ遅れちゃってるよ?
15
おお~、それは失礼しました~。
では、頑張って急いで動きますね~。とりゃ~っ。
17
ねえ、みんな。ちょっと早いけど、休憩にしようか。
18
えっ、もう休憩するの?
私、まだ全然疲れてないよ!
19
ふふっ、海美ちゃんは体力があるんだね!
でも、できれば5人の足並みをそろえたいし……。
20
それに、疲れを意識してから休むより、こまめに
休憩したほうが効率が落ちなくていいらしいから。
21
おおー……ことは、すごーい!
先生みたいなこと言ってる!
22
そ、そんなことないよ。
本に書いてあったことの受け売りだし……。
23
あ、それと美也? さっきのところだけど、たぶん
途中じゃなくて、動き始めが一拍ずれてて……。
24
なんと、そうでしたか~。
では、少し早く入るようにしてみますね~。
25
(琴葉、みんなのことをよく見ているな。
しっかり準備もしてきてくれたし……)
26
(おかげで、予定よりもかなり進んでいる。
俺が口を挟むまでもないくらいだ)
27
あっ、おやぶ~ん!
たまき、もうおどれるようになったよ! みてみて!
28
私も私もっ! いくよ環、せ~のっ!
イチ、ニ、サン、シ……。
30
へへっ、どうどう?
プロデューサー、スゴいでしょ!?
31
うん、ふたりとも、さすがだな!
初日なのに、もう形になってるじゃないか。
32
ふふっ。海美ちゃんも環ちゃんも、すごいんですよ!
教えたこと、どんどん吸収していって……。
34
うん! 私、ふたりのこと、尊敬……は堅いかな。
えっと、とってもすごいなって思ってるよ。
35
くふふ……ことはにほめられちゃった!
たまき、すっごくうれしいぞ!
36
ことは、たまき、もっともっとがんばる!
だからたまきに、いっぱい教えて!
38
私も、これ以上環ちゃんやみんなに遅れないように、
もっと頑張らなくちゃだから……。
41
あ、ううん!
別に、大したコトじゃ、ないんだけど……。
42
おっと、そろそろ移動の時間だな。恵美、海美、
行こうか。琴葉、すまないが後は頼んでもいいか?
43
はいっ、わかりました。
いってらっしゃい、ふたりとも!
44
んふふふふ……♪ 灼熱少女、楽しいな~!
早く本番来ないかなーっ☆
45
海美ってば、気が早すぎ!
まだレッスン初日だよ?
46
だってだって、楽しみなんだもんっ!
それにさ、琴葉ってすごいよね~?
47
まだレッスン始まったばっかりなのに、どの曲も
ほとんどバッチリだった! いつの間に覚えたんだろ?
48
環や私のレッスンも見てくれるし……
なんかもう、すっごく頼れるお姉さんって感じ!
49
でしょ~!? ま、琴葉はカンペキだからね♪
さすが委員長、ってカンジかな!
50
なんで琴葉の話なのに、恵美が得意気にしてるんだ?
52
えーっ! ずるいずるい、私も!
私も、琴葉の友達になる~っ!
53
でも、みんながこれだけやる気なんだから……
灼熱少女の公演、きっといいライブになるよね!