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(今日はテレビ局で映画のインタビュー取材だ。
いつもと違う仕事に、星梨花は目を輝かせている)
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ねえ、プロデューサー。
今日の取材って、いろんなところで使われるんだよね?
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ああ。いろんなテレビ番組で、映像が流れる予定だ。
それと、新聞や雑誌にも写真や記事が載るよ。
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テレビに新聞に雑誌……
映画のお仕事って、すごいんですね!
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なんで響が自慢げなんだ?
いや、いいけど……。
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星梨花、いい? 映画って、出演する人もたくさん
いるけど……スタッフの人たちの数も、すごいんだ!
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みんなで一緒にがんばって、ひとつの映画を作る。
自分たちは、そのみんなの代表なんだぞ!
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そう。映画を作ってる人たちの気持ちを伝える代表!
だからこの映画のこと、いっぱい知ってもらおうね!
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あっ……いえ、違うんです!
ただわたし、気になることがあって……。
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わたし……主役としての自覚が足りないんでしょうか。
少女役は、とっても大事なのに……。
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確かに、主役は大事だけど……。
えーっと、こういう時は……そうだ!
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あのね、星梨花。リカが笑顔じゃないと、
ビッキーもすっごく心配すると思うんだ!
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ビッキーが心配するってことは、
ジュニオールもすっごく心配するってことだぞ!
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だからね、笑顔じゃない星梨花は、
ダメじゃないんだけど、ダメっていうか……。
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うう、自分、何を言おうとしたんだっけ……。
プロデューサー、なんとかしてよ~!
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ははは。響は、星梨花を励まそうと
してくれたんだよな。ありがとう!
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星梨花、確かに主人公は大事な役だ。
でも桃子は、その後になんて言ったか覚えてるか?
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たしか、『星梨花が少女役に選ばれた意味が、
なくなっちゃう』……って言ってたよね?
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ああ。言い方が少し厳しかったかもしれないけど、
桃子はただ、星梨花を応援したかったんじゃないかな。
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星梨花らしい少女役……主役を、
みんなに見せられるように、頑張れって。
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それに、映画はみんなで一緒に作るんだから。星梨花は
星梨花にしかできない事を、頑張ればいいんだよ。
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プロデューサーさん……そうですね。
映画は、わたしだけで作るものじゃないんですよね。
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わたしの演じる『少女』は、主役ですけど。
わたしはわたしらしく、がんばればいいんですね!
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そうだぞ、星梨花! でも油断してると、
自分のオオカミが一番目立っちゃうかもしれないけど!
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えっ!? そ、そんな……
わ、わたしだって、ビッキーさんには負けません!
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はは、その調子だ。さて、そろそろ開始時間だな。
ふたりとも、準備はいいか?
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『おとぎの国の物語』から、箱崎星梨花さん、
我那覇響さんでした! 最後に、一言お願いします!
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この映画、すっごい作品になると思うんだ!
だからみんな、期待しててよねっ!
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楽しい作品になるように、一生懸命がんばります!
みなさん、公開まで楽しみにしていてくださいね♪