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(映画『おとぎの国の物語』がいよいよクランクイン
……みんなには、練習の成果を発揮してもらおう!)
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(まずは、少女がお城で働く姉のところから帰る途中、
森の中で迷子になってしまうシーンだ……)
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あれ? なんだか見たことのない景色……。
もしかしてわたし、道を間違えちゃった……?
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ど、どうしよう……帰り道が、
わからなくなっちゃいました……うぅ……。
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どどど、どうしてこんなところに人間がいるんだ!?
うう、困ったぞ……!
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あの~。わたし、道に迷ってしまったみたいなんです。
森の向こうの村に行く道を、知りませんか……?
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あっ! 耳に、尻尾……。もしかしてあなたは、
森に住んでるっていうオオカミさんですか?
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ぎくっ!? じ、自分はオオカミなんて
名前じゃないぞ! ビッキーだ!
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ビッキーさん……そうですか、はじめまして!
わたしは、リカっていいます!
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あ、はじめまして……って、うぎゃー!
そうじゃなくて!
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ううっ……人間と話すの久しぶりでキンチョーが……。
だ、だいじょーぶ……怖くない、怖くない……。
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……?
ビッキーさんは、人間がこわいんですか?
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(その頃、妖精のモモと一緒にいたのは、ステラと
名乗る人物だった。どうやら記憶がないらしい……)
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もうちょっとで、なんか思い出せそうなんだよなー。
うう……頭がモヤモヤする……。
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大丈夫! 魔法使いマリーのところに行けば、
きっとステラの記憶も戻るよ!
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魔法使い、マリー……?
モモ、それって誰のこと?
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『偉大なる魔法使い』は、どんな悩みも
必ず解決しちゃうっていう、スゴイ人だよ!
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森の奥に住んでいて、いつもお茶会をしてる、
ちょっと変わっ……ううん、あの、いい人だよ!
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へえ~。じゃあその、『偉大なる魔法使い』ってのに
会えば、オレの記憶も元に戻るのかな?
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う、うん! たぶん、きっとそう!
私が、魔法使いのところまで案内してあげる!
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マジで!? 助かった~!
そうと決まれば、さっそく森の奥に行かなくちゃな!
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着る物を用意したから、さっそく着替えて!
その服だと、旅をするには目立っちゃうでしょ?
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おっと、それもそうだな。
モモ、いろいろサンキュな♪
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(そして、とある場所ではアヤシイ魔法使いが……)
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材料は……砕いた蛇の牙、乾燥したワニの皮、
ピンクのユニコーンの角、スズランの花びら……。
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うんうん、材料は全部そろってるわね。
これを調合して、じっくり煮つめたら……完成よ!
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ああ……早く来てくださらないかしら。
私の王子様……♪
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いけない、お茶会の用意もしておかないと。
私の王子様は、甘い物はお好きかしら? ふふっ♪
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(衣装やセットの影響か、みんな練習の時よりかなり
良い感じだ! おかげで、撮影も順調に進んでいる)
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(これはなんだか、すごい作品になる予感がするぞ……
『おとぎの国の物語』、今から完成が楽しみだな!)