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(映画『おとぎの国の物語』が完成した。
今日は完成披露試写会、その後は記者会見だ……)
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会見は、司会の人が順番に話を振ってくれる予定だ。
最初は星梨花、次に桃子が話すことになるけど……。
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はい! 楽しい映画だって、いっぱいお話ししますね!
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心配しなくても大丈夫だよ、お兄ちゃん。
桃子も、撮影中のこととかいろいろ話すから。
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ああ、頼んだぞ! ……けどふたりとも、
今日はあんまり緊張してないみたいだな。
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はい! だって今日は、桃子ちゃんや
みんなが一緒ですから♪
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桃子も、緊張してないよ。完成披露記者会見は、
映画を宣伝するのが目的だしね。
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それに……万が一桃子たちが失敗しても、
お兄ちゃんが責任取ってくれるんでしょ?
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もちろん! プロデューサーは、
自分たちのプロデューサーだからね!
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なんで響が返事を……。
まぁ、何が起きても責任は取るけどな。
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そうこなくっちゃ♪
頼りにしてるぜ、プロデューサー!
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さすがはプロデューサーさんなのです!
昴ちゃんも姫も、安心して話せるのですよ。
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ああ、たくさん話してきてくれ! けどみんな、
本当に緊張してないんだな。頼もしいというか……。
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緊張しちゃって何も話せないより、全然いいでしょ?
おしゃべりなほうが、自分たちらしいし!
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今日は、自分たちが映画の代表だからね!
みんなの代表として、カッコイイところを……。
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はいほー! みんな、そろそろステージに移動する
時間なのです。響ちゃんも、早く行くのですー!
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ええっ、もうそんな時間!? まつり、待って!
置いてかないでよ~!
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ははっ、最後まで慌ただしいな。
それじゃ、ステージ袖に移動して……。
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いえ、違うんです。プロデューサーさん、
あの、ありがとうございました!
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わたし、みんなやプロデューサーさんに
たくさん助けてもらって、映画の主役ができました。
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映画の撮影、最後までとっても楽しかったです。
わたし、そのことを伝えなくちゃって思って……。
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そうか。楽しく仕事できたなら、何よりだ。
次はその楽しさを、客席のみんなに届けないとな!
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はいっ! わたし、この映画がとっても素敵で
楽しいってこと、みなさんに宣伝してきますね!
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星梨花、何してるの? ……もう、お兄ちゃん?
会見が始まるんだから、引き止めちゃダメでしょ。
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はは、そうだったな。
……ほら、桃子が待ってる。行ってこよう!
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それでは続いての質問です。撮影をしていて、
大変だった事や失敗してしまった事はありましたか?
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はいほー!
そのお話なら、響ちゃんが詳しいのです!
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ええっ、なんで自分なの!? それに自分は
カンペキだったから、大変だったことなんてないぞ!
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え? でも響、本番でNG出してなかったっけ?
ほら、初めて星梨花と会ったときにさ……。
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うぎゃー!!
昴、それはナイショにしてって言ったよね!!?
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(会場内に、笑う声が響く。観ている人まで
笑顔になるような、楽しい記者会見が続いていく……)
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みなさん、本当にありがとうございました!
それでは最後に、一言ずつお願いできますか?
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はい! この映画は、ここにいるみんなと、
たくさんのスタッフさんたちと一緒に、作りました!
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とっても楽しい映画になっていると思います!
そうですよね、桃子ちゃん?
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うん。桃子たちの活躍、期待してていいよ!
みんな、ぜったいに観に来てね!
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みなさん、ぜひ観てくださいね! せーの……!