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(仕事の話を切り出そうとしたら、
その前に莉緒が酔い潰れてしまった……)
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う~ん……嵐が来るわ……
セクシーの嵐が……うう……。
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このままじゃ、お店にも迷惑になっちゃうし。
どこかで休ませてあげないとよね……。
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ここなら、劇場が近いですね。俺が莉緒を
支えますから、このみさんは荷物をお願いします。
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横になったら、だいぶ落ち着いたみたい。
大丈夫、気分が良くなったら起きてくると思うわ。
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莉緒ちゃん、プロデューサーがセクシー
ビーストに見惚れてたのが、よっぽど悔しかったのね。
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気をつけます……
それにしても、嵐みたいな存在でしたね。
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ええ。正直言うと、私もショックだったわ。だって、
セクシービーストの眼中に私たちはいなかったし。
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けど、私の分も、莉緒ちゃんが悔しがってくれたから、
ちょっとは冷静でいられたかな……。
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プロデューサー。私ね……昔、沖縄旅行を
した時に、有名な占い師に見てもらったことがあるの。
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その人が言うには、私には
セクシーな美女の守護霊が憑いてるんですって!
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ええ。そしてその守護霊様は、生前、
セクシー過ぎて国を滅ぼしてしまったらしいの……。
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つまり、傾国の美女ということですか……
それは……。
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その霊は、自分の美しさで愛する祖国を
滅ぼしてしまったことを、とても悲しんでいて……。
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私に同じ思いをさせないために、
私の成長を止めてしまったんですって。
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驚いちゃうわよね!
まあ、私も全部を信じてるわけじゃないけど……。
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その時、除霊したら、今からでも身長は取り戻せる
かもって言われたんだけど……結局、断っちゃった!
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ど、どうしてですか? 除霊したら、
更にセクシーになれる可能性があったんですよね?
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そうね。もっとセクシーになっていたら……
なんて、考えなかったわけじゃないけど。
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でも、間違った選択をしたとも思ってないわ。
これでも今の私、結構気に入っているのよ♪
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それに、プロデューサーがスカウトしたのは、
今の私……でしょ?
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理由はなんであれ、
アイドルになる道を選んだのは私自身……。
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今の私を好きでいてくれるファンの人達のためにも、
私は、この私でセクシーを貫くの! ……なんて♪
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……そうですね。確かに俺がスカウトしたのは、
そんなこのみさんです。
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そんな、ほれぼれするほど魅力的なこのみさんです!
これからも、一緒に頑張りましょう!
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ありがとう、プロデューサー♪
でもね、成長するのを諦めたわけじゃないのよ?
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今の私は今の私!
これからの私は、これからの私だもの!
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わかってます。……そこで、最高にセクシーな
このみさんに、お願いがあるんです。
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765プロの代表として……莉緒と一緒に、
クラブミリオンで歌ってくれませんか?
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クラブミリオン?
……えっ。えええええっ!?