1
よいしょっと……。
ふう。雪かきはこんなものかしら。
2
凛音亞!? 体が弱いのに、雪かきなんて……!
力仕事は、いつもどおり私がやるから!
3
平気よ、もう終わっちゃったもの。それに、
厄災が鎮まってから、とっても元気なのよ、私!
4
そうなんだ……。
でも、無理はしないで。約束だよ。
6
あんなに病弱だった凛音亞が……
これも、神降ろしの影響……?
7
『神降ろし』によって『厄災』が終わり、人の体や
心に影響が現れたという事かい? 実に興味深いね。
9
深淵海だ、永混。君の話、是非もう少し
詳しく聞かせてもらえないか?
10
神降ろし以降、気分は? 体調に変化は?
少しでも変わったことがあれば、教えて欲しい。
11
私自身は、何も。
変わったことといえば……あ、このアザくらい……?
13
儀式の後だと思います。それまではなかったので。
痛みとかはないんですけど、消えなくて……。
14
この模様……間違いない! 早速帰って……
ああ、なんという事だ! 君、邪魔をしたね!
16
あら? お茶を淹れてきたのに、帰っちゃったの?
深淵海先生って、お忙しい方なのね。
18
あ、そうそう。深淵海先生からお土産を頂いたの。
みんなで食べましょう。
20
お土産って……これ、ザクロの実?
凛音亞、アレルギーがあるんじゃ……。
21
え? ……ああ、そうだったわね。
でも、大丈夫。もう平気なの。
22
食べられないと思っていたものが、そうではないと
わかったからかしら。これ、とっても美味しいわ……。
24
やはり、やはり私の推測は正しかった……
間違っていなかったんだ!
25
あとは、あれが
『彼の者』だと証明さえ出来れば……!
30
深淵海先生、遅すぎる……永混の家に行くだけなら、
こんなに時間はかからないはずなのに。
31
先生! 深淵海先生!
いたら返事を……あっ!?
33
厄災は……終わらない……。
もう、すぐそこまで……。