MLTD Archive(β)

伊織と舞台裏

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(伊織は廊下の隅で最後の詰めを確認している。 俺ができるのは、全力でサポートだ!)
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ふう……こんなところかしら。 ねぇ、アレは手配してくれた?
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ああ。伊織が指定した高級ふかふかタオルなら ちゃんと用意してあるぞ。出演者全員分。
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あら、気が利くわね。 それで、この後のステージのことだけど……。
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ああ、着替えが連続するから確認がいるな。 舞台袖での動線のメモをまとめておいた。
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感心感心♪ あとで見ておくわ。 それじゃあもちろん……。
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ああ、フレッシュオレンジジュースもばっちりだ! いつものブランドがケータリングで飲み放題だぞ!
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あら、いつものだけ? 私が昨日飲んで「美味しい」 って言った、100%ブラッドオレンジジュースは?
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う……あれはそういう意味だったのか……。 ごめん、それは今回、ちょっと用意してない……。
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ふふん、そんなことだろうと思ったわ。 やっぱりアンタはまだまだね♪
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伊織こそ、やっぱり相変わらずだな。 いつだってワガママ全開だ。
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な!? ちょっと、失礼なこといわないでちょうだい! この伊織ちゃんのどこがワガママなのよ~!?
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あ、言葉が悪かった。感心してたんだ。相変わらず、 すべてが最高じゃないと気が済まないんだなって。
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要求が高いのは、常に上を向いてるから。 ……それでこそ『アイドル・水瀬伊織』だ。
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そ、そんなの……、今さら言わないでくれる? アンタならわかってて当然じゃない。
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それに! まだひとつだけ間違ってるわよ。 私はただの『アイドル・水瀬伊織』じゃないの。
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宇宙一の超ド級スーパーアイドル、 水瀬伊織ちゃんなんだから!
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そのことを、これから思い知らせてあげるわ。 しっかり見届けなさいよね! にひひっ♪
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……わかった。最後まで、全力で見届けるよ!
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