1
(伊織は廊下の隅で最後の詰めを確認している。
俺ができるのは、全力でサポートだ!)
2
ふう……こんなところかしら。
ねぇ、アレは手配してくれた?
3
ああ。伊織が指定した高級ふかふかタオルなら
ちゃんと用意してあるぞ。出演者全員分。
4
あら、気が利くわね。
それで、この後のステージのことだけど……。
5
ああ、着替えが連続するから確認がいるな。
舞台袖での動線のメモをまとめておいた。
6
感心感心♪ あとで見ておくわ。
それじゃあもちろん……。
7
ああ、フレッシュオレンジジュースもばっちりだ!
いつものブランドがケータリングで飲み放題だぞ!
8
あら、いつものだけ? 私が昨日飲んで「美味しい」
って言った、100%ブラッドオレンジジュースは?
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う……あれはそういう意味だったのか……。
ごめん、それは今回、ちょっと用意してない……。
10
ふふん、そんなことだろうと思ったわ。
やっぱりアンタはまだまだね♪
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伊織こそ、やっぱり相変わらずだな。
いつだってワガママ全開だ。
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な!? ちょっと、失礼なこといわないでちょうだい!
この伊織ちゃんのどこがワガママなのよ~!?
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あ、言葉が悪かった。感心してたんだ。相変わらず、
すべてが最高じゃないと気が済まないんだなって。
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要求が高いのは、常に上を向いてるから。
……それでこそ『アイドル・水瀬伊織』だ。
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そ、そんなの……、今さら言わないでくれる?
アンタならわかってて当然じゃない。
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それに! まだひとつだけ間違ってるわよ。
私はただの『アイドル・水瀬伊織』じゃないの。
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宇宙一の超ド級スーパーアイドル、
水瀬伊織ちゃんなんだから!
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そのことを、これから思い知らせてあげるわ。
しっかり見届けなさいよね! にひひっ♪