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(961プロ主催のフェスを明日に控えた3人、
肝心のパフォーマンスの方はといえば……)
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体調も、ダンスの仕上がりも、歌も。
ほとんどカンペキに仕上がってるぞ。
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ミキも。そこそこじゃなくてすっごく頑張ったから、
すっごいステージになるかも。
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万事、準備はできております。
一分の隙もなく。
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うん。気持ちの持っていき方っていうか……
なんかモヤモヤするんだ!
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パフォーマンスは、すごいのができるって思うけど……
ミキ、あんまりキラキラできないかも。
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迷いがないと言えば嘘になります。
この道は、どこに繋がっているのか、と……。
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みんな、『アーク』……この961プロの施設で
過ごしてみてどうだった?
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率直に申し上げると……充実していました。
いえ、食事だけではなく……。
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すっごくタメになったと思う。いつもと全然違う
アプローチのレッスンとか、参考になったし……。
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大変だったけど、いいカンジだったって思うな。
あと、お昼寝ルームも。
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うん。ここは961プロの理想の
トップアイドルを作るための施設らしい。
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ここでやりきれたということは、
3人が才能に溢れていることの証拠で……。
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961プロの理想を実現できるアイドル、
ということでもあると思う。
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それは……まあ、自分はカンペキだから、
当然といえば当然だけどね!
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これまでの黒井殿の所業、決して好ましいものでは
ありませんでした。ですが……。
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それが961プロの全てでもない、ということですね。
玲音や詩花を見れば明らかなように……。
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前に響と翼がふたりで出た『アイメガ』のステージ、
すっごくよかったって思うな。
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響と翼がお互いを見て、キラキラしあってて。
ちょっとうらやましくなっちゃった。
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でも、あの時は玲音と詩花がライバルだったから
よけいキラキラできたのかなって思ってたよ?
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うん、そうだと思う。中途半端な相手だったら、
あんなに自分たちを追い込めなかったし。
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自分はあの時、翼と高め合ったつもりだけど……。
それは、自分が誰にも負けたくないからで。
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だから、そこは黒井社長の言う通りで……。
あ! そ、そういう事が言いたいんじゃなくて……!
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うん、俺もそう思う。
961プロのプロデュース手法は、正しい。
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今までのせこい妨害工作は、
ひとまず置いておくとして……。
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黒井社長は業界トップランナーの一人だ。
今回は俺もすごく参考になった。
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特に、トップアイドルへの考え方が。
常に視野に入れているからこそ実践的なんだ。
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実践的……。
黒井殿がよく口にする『孤高』ですか?
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うん。トップアイドルはたったひとつの座。孤高の座。
だからこそ価値があるし、みんなが目指している。
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それは紛れもない事実だ。
目を背けてはいけない。
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でも、だって、それはさ……
765プロと、正反対じゃないか!
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辛くても、苦しくても、ずっと独りで走り抜けて、
ひたすらトップを目指すなんて……。
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自分はそんなのイヤだっ! みんなと一緒がいいぞ!
だって自分は765プロが、劇場が大好きなんだ!
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ミキも、765プロじゃなきゃイヤに決まってるの。
プロデューサーと、みんながいるから。
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目指す先は孤高の座だとしても、
孤独そのものを目指す必要は……ないはずです。
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だよね? 二人とも、やっぱり765プロがいいよね!
それでいいんだ。いいはずなんだ! なのに……。
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今回961プロのやり方で、すごくうまくいったから。
それで自分たち、複雑なんだと思う……。
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なるほど。……それは響のいう通りだ。
仲間だって大切に決まってる。
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うん。765プロで培ってきたものを大事にしながら、
961プロの考えも学びながら、進めばいい。
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経験したことをわざわざ捨てる必要はない。
そもそも、捨てることなんてできないんだから。
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全部を吸収して進んでいこう。
765プロのアイドルとして!
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全部とは……。
ふふっ、欲張りなことですね。
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ああ。タダで用意してもらったものも、
うちはありがたく全部使わせてもらうぞ。
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それよりなにより、欲張りでないと
トップアイドルになるのは難しいからな!
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うん。わかったぞ、プロデューサー。
自分は……。ううん、自分たちは……。
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765プロのアイドルとして、堂々と胸を張って、
961プロらしいステージに立つ! これでいいよね!
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ああ、それでいい!
3人の新しいステージを見せてくれ!