1
暴力が暴力を呼ぶ暗黒の時代。人々は優しさを忘れ、
欲望のままに互いを傷つけ、貪り合う……
2
そんな混沌を求める悪逆集団『デストルドー』により、
世界は闇と暴力に覆われようとしていた……。
4
ダメだ、こっちに来ちゃいけない!
お前だけでも、早く逃げ……ぐっ、ぐわぁーっ!
5
ヒャハハハーッ! どうだ!? この無意味な暴力は!
娘の目の前で、無様な姿をさらすがいい!
7
だが……希望はまだ残されていた。
暴力の嵐の中に輝く、小さくとも確かな灯火が!
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グハッ!? わ、我らに暴力を振るうだと……!?
何者だっ、貴様!
11
私は、あなた達デストルドーに立ち向かう者。
……マイティセーラー!
12
何ッ!? 貴様が最近、我らに歯向かっているという
あの、マイティセーラーか……!?
13
デストルドー達は戦慄を覚えていた。それは、
あずさの発するプレッシャーを恐れただけではなく……
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ついに自分達に対抗する者が現れたという、
時代の転換そのものへの恐怖だった!
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私の振るうこの力は、暴力ではないわ。
愛を守り、正義を執行するための力……義力よ!
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ええい、こしゃくな! 目にもの見せてくれるわ!
ものども、かかれーっ!
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激しい戦いの中であずさの脳裏に蘇るのは、おのれに
力を与えてくれた、高木博士との誓いであった!
19
デストルドーに脅されていたとはいえ、
デストル因子の研究を進めてしまったのは、この私だ。
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あれは人々を暴力へと駆り立てる、悪魔の因子だ!
私は、取り返しがつかないことをしてしまった……。
21
博士……お気持ちはわかります。でも振り返らないで。
一緒に前を向いて、希望を探しましょう。
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そのために、私がいるんです。
私が戦います。博士にもらったこの力で……。
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いいえ。これは私の……。
私たちの誓いですもの。……ね、高木さん?
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うむ、そうだったな。私の研究と、君の中に眠る力、
そして我々の意思が合わされば、怖いものなどない。
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そのマイティセーラースーツには、私の全てを込めた。
今こそ世界を覆う闇を振り払う時だ。
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はいっ! はあぁぁ……
キネティックパワー、オーバーブースト!
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くらえーっ、デストルリンチ!
デスデスデースッ! デスデスデースッ!
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……無駄よ。その程度のパワーで、
マイティセーラーには傷一つつけられない。
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博士。貴方が目覚めさせてくれた、
正義の力を使います! はあぁぁっ!
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あずさから放たれた力の奔流が、デストルドー達を
彼方へと吹き飛ばす! それは、義力の嵐であった!
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お姉ちゃん、すごい……
デストルドーをやっつけちゃった!
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ありがとうございます! ありがとうございます!
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無事でよかった。でもまだ、油断しないでくださいね。
デストルドー達は、これからも現れるかもしれません。
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あっ、ちょっとごめんなさい。
もしもし、博士? どうしました?
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「あずさ君、西新宿に新たなデストルドーが現れた!
連戦で申し訳ないが、現場へ急行してくれ!」
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わかりました。では、報告は後で……。
いい、パパの言うことをよく聞いてね? それじゃ。
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こうして、のちに世界を希望の光で照らすことになる、
始まりのヒーローは誕生したのだった!
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だが、世界を覆う闇は暗く、果てしない。
たった一人で戦うあずさに、強敵たちが迫りくる!
49
次回『死の行進! デストル怪獣軍団現る』!
……えっ、怪獣の軍団!? ズルくないですか!?